【ACT1日】 気象局(BOM)によると、オーストラリア北部と東部では、向こう3か月間で平均を上回る降水量となりそうだ。これにともない、東部の多くの地域では広範囲にわたる洪水の危険が今後も続くことが予想される。
オーストラリアは昨年末から降水量が増加しており、11月と1月は総雨量が過去最高の水準となった。また、シドニーでは3月の降水量が過去最高を記録した。雨量が増加している背景にラニーニャ現象があり、オーストラリア周辺の海水が平均を上回る温度となっているためだ。
水文学を専門とするフェイキマ博士は、ラニーニャ現象はピークを通過し、今年の秋の終わりには中立的な水準に戻るとの見方を示している。ただ、2年連続のラニーニャ現象が、来年も続く可能性がまったくなくなったわけではないとしている。
ソース:news.com.au-Wet autumn outlook for parts of eastern Australia as the BOM predicts above average rainfall