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NSW救急隊員不足 危機的水準に

【NSW2日】  NSW州では、新型コロナウイルスの感染者急増を受けて、NSW州救急サービスが過去2週間で4回にわたり、危機的水準(ステイタス3)に達したことが分かった。同サービスは臨時の職員増員計画を発動し、内勤職員や教務担当者なども出動して対応しているという。

 

医療サービス組合(HSU)のヘイズ書記長は、これまでステイタス3に達することはほとんどなかったとし、「今は比較的頻繁にこの水準に達している。救急隊員の需要と供給のバランスが取れていないことを意味している」と述べた。

 

救急車のコミッショナー、ドミニク・モーガン氏は、過去2年間で1,300人の隊員が新たに加わったものの、コロナ感染に関連した隔離が大きな足かせになっていると指摘。3月初めに帰休した職員は1,600人だったが、今月1日は4,669人に膨れ上がっているという。また、コロナ感染者の急増に加え、規制緩和に伴う人々の活動が活発化したことから、000の通報が急増しているとして、生死に関わる緊急事態にのみ000を使って欲しいと話した。

 

ソース:news.com.au-NSW ambulance hits crisis level four times in one fortnight

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