【ACT4日】 スウェーデン家具大手のIKEAは、2週間にわたって自社の家具買取りサービスを通して家庭内暴力(DV)被害者の支援を行う。
IKEAは7日から21まで、慈善団体のライズアップと協賛して「バイ・バック・ムーブ・フォーワード」を行い、使用済み家具の引き取り価格と同額をライズアップに寄付する。キャンペーン期間中、同サービスを利用した消費者は、得られたリターンカードの全額または一部を寄付することもできる。
2020年に国内で家具買取りサービスが始まって以来、1万点以上が回収され、初年度だけでおよそ100トンのごみの埋め立てを防いだ。買取りサービスで引き取られた商品の80パーセントが72時間以内に転売されている。
ライズアップのニコール・エドワーズさんは、「DV環境から逃れるには大きな勇気が必要。何もない状況から始めるのは大変で、元の生活に戻る女性も多い」と話した。ライズアップは国内で1,700以上の家族を支援し、被害者が新生活を始めるためにIKEAを利用している。
IKEAは、DV被害者の従業員に有給休暇15日、DV被害者の家族をサポートする従業員に有給休暇2日を定めるなど、自社の方針も変更した。
ソース: news.com.au- IKEA’s heartfelt move to help DV victims through customer preloved buy-back scheme