【ACT25日】 来週にも、連邦準備銀行(RBA)が政策金利を引き上げる可能性があるとエコノミストらは警告する。さらに、最初の引き上げは予想より大きい可能性もあるという。
エコノミストらの多くが政策金利の引き上げを6月と見ていたが、来月21日の連邦選挙まで4週間を切り、5月に前倒される可能性があがってきた。RBAは先週の議事録で、「最初の金利引き上げ時期は早まるだろう」と発表している。
AMPのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は「RBAは連邦選挙後、1―3月期の賃金データが出てから金利を変更したいところだが、27日に中央銀行が発表するインフレのデータと消費者物価指数(CPI)がプレッシャーになるだろう」との見解を示した。RBAは2007年に労働党が政権奪回するおよそ2週間前にも金利を引き上げている。
ウエストパックのチーフエコノミスト、ビル・エヴァンズ氏は22日、「金利は現在の0.1パーセントから0.5パーセントに上昇する可能性もある」と述べ、住宅ローンを抱える人に警告した。
国内の政策金利は1990年1月の17.5パーセントが最高で、以降平均3.93パーセントを保ってきた。2010年に最後に引き上げられ、パンデミックにより2020年11月以降0.1パーセントで停滞している。今年末には1パーセント上昇、来年には1.25パーセントに達すると予想される。
ソース : news.com.au – Expert warns RBA interest rate hike could happen next week