【ACT27日】 連邦保健省は、冬を迎えてインフルエンザ流行に備えるため、早めにワクチン接種を行うよう勧めている。過去2年間は、新型コロナの感染拡大を受けてロックダウンが行われ、インフルエンザウイルスへの感染率やワクチン接種率も低かったが、州境や国境が少しずつ開放され、今年の冬はインフルエンザの感染も拡大すると指摘している。
疫学者たちは、新型コロナの感染拡大を防ぐための様々な規制が、結果としてインフルエンザの感染拡大も抑えたと分析。21年はインフルエンザによる死者がゼロだった。さらに、インフルエンザの罹患率が過去2年間低かったことから、自然に身につく免疫が低下しているとの見解を示している。
連邦政府は先月、新型コロナのワクチン接種をさらに広げていくため、21億ドルの拠出を決めたほか、コンセッションカード保持者に配布るする迅速抗原検査(RAT)への補助金支給を7月31日まで行うことを決めている。連邦のベネット副主席医務官は、研究者たちが現在、新型コロナとインフルエンザの感染を同時に調べられる検査キットを開発中だと明かした。
ソース:news.com.au-When and where you can get the flu vaccine, and can you get it with a Covid booster?