【NSW28日】 小売大手コールズは28日、日常生活に必要な食料品や日用品について、今年3月までの3か月間で平均3.3%値上げしたと報告した。輸送代、燃料代、食肉や野菜などのコスト急増分を価格に反映した結果だとしており、今後も価格上昇は続くとの見方を示している。
コールズのケインCEOは投資家に対し、サプライヤーによる投入コストは今年第4四半期から来年度まで続くとの予想を示した。国内では、新型コロナの感染拡大を受けたサプライチェーンの混乱の影響が拡大し、東欧における戦争がこれを増長している。さらにQLD州とNSW州で発生した洪水により、果物や野菜の収穫に影響が出ているほか、家畜価格も上昇しており、食肉の値上がりにつながっている。
一方で、コールズはオンラインショッピングの売り上げが好調なことや、5つの食材を使って手頃な価格で夕食を用意するキャンペーン「What’s for Dinner Campaign」の好評により、業績は順調だとしている。
ソース:news.com.au-Coles issues dire grocery bill warning as inflation surges