【ACT28日】 オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)のシニアアナリスト、マルコム・デイビス氏は28日、オーストラリアが向こう10年間で中国と戦争に突入する可能性が70~80%との見方を示した。中国と台湾が衝突した場合、オーストラリアが米国によって衝突に引き込まれる可能性があるという。
デイビス氏はnews.com.au主催のポッドキャストに出演し、「われわれが持っている中国についての知識と、台湾に対する計画が正しいと仮定した上で、何らかの紛争に突入した場合、オーストラリアが米国を支援しないとは考えにくい」と述べた。
さらにデイビス氏は、中国の南シナ海や太平洋における勢力拡大について言及。特に中国がソロモン諸島と安全保障協定を結んだことで、QLD州まで数時間の場所に中国が軍事基地を建設すれば、西太平洋における米国の権力を制約することにつながるとの見方を示した。
連邦政府のモリソン首相は軍事施設の設置について、「レッドライン」を越えるものだとして、これを許容しない姿勢を示している。
ソース:news.com.au-A ‘70 to 80 per cent’ chance Australia will be at war by end of the decade, warns expert