【ACT4日】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は3日、政策金利を現行の0.1パーセントから0.35パーセントに引き上げると決定した。これを受けて住宅ローンの返済額増に焦点が充てられているが、家賃も上がる可能性がある。
金利が引き上げられて投資物件の返済額も上昇し、その差額は賃貸物件の借り手に転嫁される可能性がある。
NSW州不動産協会の会員で賃貸を専門とするジョー・ナトリ氏は、「所有物件に関わるコストを見直す持ち主が多数出て、家賃が上がるだろう」「金利の引き上げだけでなく、国境再開によって海外からの移転が増えて賃貸物件の需要が増加する」「特にシドニーが影響を受けるだろう」と分析する。
住宅価格の高騰などを理由に、国内で長期間賃貸生活を続ける人が多くなっている。来る連邦選挙で与野党ともマイホーム獲得に向けた問題を提起しているが、賃貸への支援はほとんどない。
ソース: abc.net.au- Expert warns rents will be impacted by the RBA cash rate rise