【NSW4日】 オーストラリアの今年4月の新車販売台数は前月比12.2%減と、世界的な在庫不足を背景に不振だったことが分かった。半導体不足や新型コロナの感染拡大を受けた工場の閉鎖などが、大きく影響しているとみられる。
自動車の需要と供給のバランスの悪化は続いており、金利の引き上げを受けて、新車も中古車も価格は高止まりすることが予想される。オーストラリア自動車産業会議所(FCAI)のトニー・ウェバーCEOは、売上台数は減少したが、新車の需要は高水準を維持しているとし、世界の自動車市場で供給能力が低下していることが影響したとの見方を示した。
日産自動車のアダム・ピーターソン社長は、「自動車のブランドに関係なく、車両が届くまで時間を要することはニューノーマルになりつつある」と述べ、供給が通常の水準に戻るのは来年までかかるとの見解を示している。
ソース:news.com.au-New-car sales dip as supply issues continue to plague the industry