【NSW8日】 NSW州の洪水被害から2カ月以上たった今も、被災者の93パーセントに州政府が約束した支援金が支払われていないとわかった。
今週、州政府から1憶2,400万ドルの財政支援が承認・割り当てられたが、全額およそ16億ドルの8パーセント未満に過ぎない。これに対し、連邦政府は4月第2週の時点で11憶ドルをNSW州の洪水被災者に支払っており、その数は今週には13憶2,000万ドルに達した。以前、「連邦政府は支援に関して行動が遅い」と批判したトゥール州副首相は、州政府からの支援が遅れていることについて、「不正な申請の取り締まりに時間がかかっている」と説明した。
ノーザン・リバー地方のブロードウォーターで農家を営むキャス・ロブさんは、洪水による損害が18万ドルに達した。3月半ばに複数の支援金に申し込んだが、1セントも受け取っていない。
州農業者協会のギャリー・グラントさんは「支援の約束だけでなく、実際の支援が必要だ。州政府はできるだけ早く支援金を届けなければならない」と訴えた。
ソース: news.com.au – NSW yet to pay out 93 per cent of promised flood support money