【NSW2日】 大手スーパーマーケット、コールズのスティーブン・ケインCEOは2日、オーストラリア・グローバル・フード・フォーラムに出席し、サプライヤー費用の急増や深刻な人手不足を背景とした値上げが、間近に迫っていると警鐘を鳴らしたことが分かった。すでにサプライヤーから価格引き上げの要請が数多く寄せられているという。
ケインCEOは、サプライヤーから価格引き上げの要請が通常の5倍に達していると打ち明け、「要請された引き上げ率は2%や3%といった少額ではない」と話した。さらに、新型コロナウイルスとインフルエンザの流行により、欠勤率は通常の2倍となり、人出不足が深刻な状況と説明した。
国内における人出不足は現在、全セクターに拡大しており、コールズのある店舗のマネジャーによると、一人の従業員は年間給与8万ドルの皿洗いの仕事を選び、コールズを離職したという。ケインCEOはまた、労働コストの増加分が今後12か月で各方面へ流れ込んでいくとの見方を示している。
ソース:news.com.au-Coles CEO Steven Cain issues warning about ‘fragile’ price issue