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エアビー料金表示で違反 ACCCが提訴

【NSW8日】  オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)はこのほど、民泊エアビーアンドビーが国内で宿泊料に関して誤解を招く違反行為を行ったとして、連邦裁判所に訴えを起こしたことが分かった。ACCCは、エアビーアンドビーが価格表示を米ドルで表示しているにもかかわらず、利用者には豪ドルによる表示と勘違いさせたと訴えている。

 

違反行為があったとみられるのは2018年1月から2021年8月までの期間で、ACCCによるとエアビーアンドビーは予約が確定されるまで豪ドルの表記であることを明確に表示していなかったとみられている。該当する3年の間、1豪ドルは0.72米セントとなっており、500ドルの支払いでは米ドルによる換算で200ドル以上多い価格を請求されていたことになる。

 

ACCCは、利用者は予約を入れる過程においては余分の支払いに気づいておらず、支払いの請求が届いた時点で初めて気づいたと主張。エアビーアンドビーは、利用者が過去に起こした訴訟で「当社に過失はない」と払い戻しに応じなかったという。ACCCはエアビーアンドビーに対し、利用者への補償のほか、罰金と法務コストを要求する構えだ。

 

ソース:news.com.au-ACCC suing Airbnb over allegations of misleading Aussie customers

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