【QLD19日】 QLD州で賃貸物件が過去最も不足するなか、8万7,000軒が空き家とわかった。全国の空き家の数は57万7,000軒。
空き家の数には別荘や第2の家、無料で家族が居住する場合も含まれている。
QLD州最大の水道会社アーバン・ユーティリティーズのデータからも、州南東部の1万9,500軒で水道の使用料が非常に少なく、数か月間空き家状態と考えられる。同社が抱える住宅59万軒の3.3パーセントで、2021年10~12月に水の使用量が無しまたは非常に少なかった。貯水タンクがあったり旅行に出かけたり、住める状況でないために水の使用量が少ない可能性もある。
過去にない賃貸物件不足のなかで多数の空き家がある状態に、余剰物件を貸し出さない持ち主に税金を課すよう求める声もあがっている。ブリスベン市のスクリナー市長は、余剰物件を長期賃貸でなくホテルのように貸し出す家主に固定資産税を50パーセント増すとすでに公言した。ブリスベンの賃貸物件の空き室率は過去最低の0.7パーセント。一方で賃貸価格は昨年22パーセント(ユニットは11.2パーセント)上昇した。
短期賃貸宿泊施設(STRA)のステイズは、旅行用賃貸物件がブリスベンの観光地にもたらす経済効果はおよそ2憶150万ドル、パンデミック前は1,456の雇用を支えた として家主への増税を批判した。
ソース: news.com.au -87,000 Queensland properties ‘empty’ despite rental shortage