【NY22日】 カンボジア旅行から帰国した50代のオーストラリア人男性が今年4月、性行為感染症(STD)で薬が効かないタイプとされるスーパー淋菌に感染していたことが分かった。専門家は、このスーパー淋菌が世界の公衆衛生に深刻な影響を及ぼす可能性があると警告している。
WHOによると、スーパー淋菌は現在推奨されている治療に耐性があり、どのような薬も効果がないこのスーパー淋菌が拡大すれば、治療不能という深刻な状況に陥るという。欧州疾病予防管理センターは、このような新株が永続的に伝搬すれば、多くの淋病が治療不可能になると指摘している。
オーストラリア人男性は、カンボジアで女性のセックスワーカーと今年4月、避妊具を使用せず性交渉をもったことでスーパー淋菌に感染したとみられている。男性の症状は抗生物質の投与を受けて収まったが、その後も陽性反応が続いたことから、ペニシリンを含む抗生物質の投与を受けたことが分かっている。
ソース:news.com.au-‘Global threat’: Warnings as case of drug-resistant ‘super gonorrhoea’ found