【NSW1日】　　連邦政府のエリオット運輸相は、6月27日と28日にシドニーCBDで行われた気候変動政策への抗議デモについて、損失総額が「数百万ドル」に上るとの見方を示したことが分かった。デモの実行委員会は、3日目の抗議デモを計画していたが、警察がこれを阻止した。

抗議デモに対応するため、ヘリコプターが出動したほか、市街地の機能が停止しないように暴動鎮圧部隊などが投入された。エリオット運輸相は、抗議デモが政府にもたらしたコストについて聞かれると、「公共交通機関のストがNSW州経済へもたらした損失が3,000万ドル超だとして、このうち数百万ドルはデモによるものだ」と説明した。

NSW州警察は、デモが行われた2日間で、無許可でデモ行為を行ったとして23人を逮捕した。これにより、今年3月から始まった気候変動スト「ストライク・フォース・ガード」が今年3月に始まって以降、逮捕者が35人に上っている。

ソース：news.com.au-Transport Minister David Elliott estimates unauthorised climate protest cost ‘millions’