【ロンドン7日】 英国で開催中のウィンブルドン男子シングルスで、オーストラリアのニック・キリオス選手が自身初となるベスト4入りを果たした。準決勝では第2シードのラファエル・ナダル選手と対戦することが決まっているが、同選手は試合中に腹部の痛みなどの不調を訴えていたことから、体調面に懸念が残っている。
一方、キリオス選手はグランドスラム大会で準決勝までコマを進めるのはこれが初めて。進出を決めた試合では、相手のクリスチャン・ガリン選手を6-4, 6-3, 7-6のストレートで下した。試合後、キリオス選手は「自分がグランドスラム大会で準決勝まで進めるとは思ってもみなかった」と話した。
キリオス選手は世界ランク144位だった8年前、ワイルドカードとしてナダル選手に勝利。オーストラリア人選手がウィンブルドンで準決勝へ進むのは、2005年のレイトン・ヒューイット氏以来となる。
対戦相手となるナダル選手は、準決勝について、「ニックはすべてにおいて素晴らしい選手だが、特に芝生の上では特別だ」と述べ、自身も今期は芝のコートでは調子が良いとした上で、「大きな挑戦になるが、100%のコンディションで挑まなくてはならない」と述べた。
ソース:news.com.au-Rafael Nadal ignores family pleas after abdominal injury, Nick Kyrgios’ potential free pass