【ACT7日】 オーストラリア予防接種諮問委員会(ATAGI)は、50歳以上の国民を対象に、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を推奨する見通しであることが分かった。一方、30~49歳についてはどのような指針を打ち出すか決まっていないものの、4回目の接種を許可するが、特に推奨はしない方向で検討しているもようだ。
現在、4回目のワクチン接種資格があるのは65歳以上の人、老齢者施設の入居者、50歳以上のアボリジニ・トレス諸島民、障がい者、免疫不全の症状がある人、感染により重症化の恐れがある16歳以上の人となっている。
ATAGIによる発表にさきがけ、州政府および連邦政府の議員が4回目のワクチン接種について、より幅広い年齢層に推奨することを支持する姿勢を示していた。連邦政府のバトラー保健相は、65歳以下の人が追加接種を受けることについて、“大いに意味がある”とする一方、若くて健康な人たちにとって必要かどうかは、“議論の余地がある”としている。
連邦政府のアルバニージ首相もまた、保健当局に対し、新型コロナの感染拡大やワクチン接種について、早急に検討するよう要請したことを明らかにした。
ソース:abc.net.au-COVID-19 fourth-dose boosters to be recommended for people over 50