【ACT19日】 首都特別地域(ACT)は18日、国内で初めてガソリン車の新車販売終了日を定めた。2035年から、ACTのディーラーで内燃機関を搭載する新車の販売が禁止される。
ACT政府は昨年、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)で二酸化炭素排出ゼロの車両への移行促進に署名した際に、ガソリン車の新車販売を禁止する意向を示唆した。SA州政府も以前、2035年までにすべての新車乗用車を電気自動車にする意向を示している。
ACTで2035年からガソリン車の新車販売は禁止されるが、中古車販売やACT内の道路での運転は引き続き合法だ。大型車両は除き、バイクや乗用車、軽トラックなど個人用車両を対象とする。ACTのラッテンバリー排出削減相は「排出ゼロ車両数の著しい増加と価格減少を見込んでいる」「ACTはすでに、国内で排出ゼロ車両数が最多だ」と話した。
これについて国内の自動車ディーラー協会(AADA)のジェームズ・フォールトマンCEOは、「2035年までに電気自動車の価格は十分下がらない」「社会経済的地位が低い人は車を買えない可能性が出てくる」と懸念を示す。
ソース: abc.net.au – Concerns electric vehicles still won’t be affordable for many by 2035 when ACT bans sale of new petrol cars