政治

インフレ率は7.75%でピークに 財務相

【ACT28日】  連邦政府のチャーマーズ財務相は28日、国内のインフレ率が年末に7.75%でピークに達するとの見通しを示した。インフレ率は現在すでに6.1%となっており、総選挙前に4.25%でピークに達するとしていた水準を大きく上回っている。豪準備銀行が目標とする、2.75%まで低下するのは24年になるとみられている。

 

チャーマーズ財務相は、議会において、世界経済は「不安定で危険な道」を歩んでいると述べる一方、オーストラリアはインフレーションを何とか抑え、不景気を回避したいとの考えを示した。さらに、そのためには、しばらく家計が犠牲を払うことになると警告した。

 

さらに、チャーマーズ財務相は、アルバニージ政権が最初の任期を終える2025年の終わりまでに、実質的な賃金成長がみられるとして、慎重ながら楽観的な見方を示した。また、政府として危機を乗り越えるための戦略として、チャイルドケアのコスト削減、賃金の長期的な引き上げなどを行うとしている。

 

ソース:news.com.au-Treasurer warns Australians to brace for pain to escape recession in confronting economic statement to parliament

 

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら