【ACT2日】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は2日、定例理事会で政策金利を1.85パーセントに引き上げると決定した。4か月連続の引き上げだ。
エコノミストらの予想通り、先々月、先月に続き50ベーシスポイントの引き上げとなった。4か月連続の引き上げは、インフレ目標値を2~3パーセントに定めた1990年代以降初めて。
先週発表されたインフレ率は2001年以降最大の6.1パーセント。エコノミストらは、年末までに政策金利が2パーセントまで引き上げられると予想する。
2日の発表を前に、RBAのロウ総裁の辞任を求める声が上がっている。「2024年までパンデミック中は政策金利を引き上げない」と公約し、間違った情報を与えて借り手の判断を誤らせたと批判される。また、インフレが強い中での急激な金利引き上げは、うかつに不景気を引き起こすと懸念される。
国内の政策金利は1990年1月に最高の17.5パーセントに達し、以降平均3.93パーセントを保ってきた。最後に引き上げられた2010年以降に住宅ローンを組んだ100万人以上は、返済率の引き上げを経験したことがない。
ソース: news.com.au – RBA hikes interest rates by 50 basis points, bringing cash rate to 1.85%