国際

駐豪中国大使、米下院議長の台湾訪問を批判

【ACT10日】   先立って米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問したことについて、駐オーストラリア中国大使の肖千(Xiao Qian)氏は、”重大な違反行為”と批判した。

キャンベラの全国記者クラブで10日、駐豪中国大使は「中国政府による再三の警告にかかわらず、ペロシ米下院議長は台湾を訪問した」「一つの中国政策に反する深刻な違反行為」「台湾海峡における緊迫の全責任は米国側にある」と述べた。

ペロシ米下院議長の台湾訪問後、中国は南シナ海の台湾海峡でかつてない規模の軍事演習を開始し、オーストラリアは今週初め、米国と日本とともにこれを批判した。これに対し中国側は、統治権と領土を守るためのものだと主張して、「国連憲章に反する」とオーストラリアを批判した。

オーストラリアは現状、一つの中国政策に従って台湾を国家として見なさないが、台湾政府と非公式に経済・貿易・文化交流を行っている。

肖千駐豪中国大使は他に、過去50年の中国とオーストラリアの外交関係について触れた。2009年以降、オーストラリアにとって中国は最大の貿易相手国であり、2021年の全輸出入の34パーセント以上を中国が占める。また、2018年以降海外からの訪問者は中国が最も多く、毎年100万人以上が国内で100億ドル以上支出する。オーストラリアで学ぶ留学生も、およそ28パーセントの中国が最大だ。

ソース: news.com.au – Chinese ambassador to Australia condemns US House Speaker Nancy Pelosi’s visit to Taiwan

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