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ヒキガエル大量発見で懸念 NSW

【NSW29日】  シドニーから北へ117キロメートルのレイクマッコーリー西部地域にある住宅の裏庭で今週、ヒキガエルが2時間以内に約20匹見つかったことが分かった。ヒキガエルが大量発生した場合、自然環境に大きなリスクをもたらす恐れがあることから、NSW州政府も警戒を強めている。

ヒキガエルを発見した男性は、NSW州の第一次産業省のバイオセキュリティー・ヘルプラインに報告し、その後、NSW州政府とニューキャッスル大学が共同で研究チームを派遣した。また、同州のサンダース農業相は、「この地域にもっと多く生息している可能性がある」と懸念を示している。

マッコーリー大学の自然科学部教授、リック・シャイン氏によると、ヒキガエルはトラックの荷台や、時には人の靴の中などに紛れて移動する場合があるという。「ヒキガエルが生息地から遠く離れた場所で1~2匹見つかることは珍しくないが、これだけの数がまとめて見つかるのは異常だ」と述べた。警察はヒキガエルがどのようにしてこの地域にやってきたのかについて、調査を進めている。

NSW州では昨年3月、ノーザンビーチ地区やリベリナ南部地区で見つかっている。

 

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