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今年のクリスマス商戦「慎重ながら楽観的」

【ACT16日】   生活費の高騰が進む中、小売店らは今年のクリスマス商戦について“慎重ながら楽観的“な見方を示している。

デロイット社が行った調査によると、小売店の67パーセントがクリスマス期間に売り上げが伸びると予想する。昨年は80パーセントだった。一方、58パーセントは来年にかけて消費者信頼感が衰退すると考える。

オーストラリア小売協会(ARA)のポール・ザーラCEOは、「生活費の問題がクリスマス期間の買い物にどのように影響するかわかっていない」「不確かさは残るが、金利上昇と高インフレのなか消費者は支出を続け、今年前半の小売高は過去最高だった」と話す。多くの小売店で年間売上の最大3分の2をクリスマス期間が占める。

労働力不足も依然として大きな問題であり、小売業のみで4万人以上が不足している。クリスマス期間にカジュアル従業員を雇うのは難しいと予想される。

全国小売店協会(NRA)が行った消費者意欲に関する報告によると、消費者の71パーセントは高インフレにより高級品よりも格安品を購入しており、パンデミック以降2022年が最も消費スタイルが変わった。一方、調査対象の半数近くがクリスマス前の買い物に自信を示しており、5人中1人は昨年より支出を増やす計画だ。

ソース : news.com.au – Retailers ‘cautiously optimistic’ for Christmas shopping despite cost of living pressures

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