【ACT18日】 パンデミック中の規制が緩和されて以降、頻発する出発便の遅れやキャンセル、空港での長蛇の列に旅行者らは慣れつつある。今度は空港の消防隊員らがストを行う可能性が出ており、夏のピーク期にさらに影響を及ぼす可能性がある。
消防隊員組合(UFUAV)の航空部門は、政府所有の雇用主「エアサービス・オーストラリア」と1年近く交渉を続けている。組合側は、向こう3年で15パーセントの賃上げとスーパーアニュエーション(企業年金)の引き上げを求めるとともに、全国的な空港消防隊員不足に懸念を示す。
職員らはスト実施の可否について投票を行う。実施されれば11~12月から始まり、夏のホリデー期間中続くとみられる。スト実施の7日前に予告しなければならない。
UFUAVのウェス・ガレット事務員は「パンデミック中に空港の消防隊員数は94人削減され、火災発生の際に対応できると言える職員数でない」「国内の各空港で毎日、必要な人数の消防隊員なしでフライトが運航されている」と話し、ストが実施される可能性は高いとした。
エアサービス・オーストラリアは、ストの可否を問う投票を行わなわずに交渉を続けるよう組合に呼びかける。
ソース : news.com.au – Airport fire and rescue workers threaten to go on strike