政治

永住移民の受け入れ 3万5千人増へ

【ACT21日】 連邦政府は、永住権を取得する移民の数を3万5,000人増やすとともに、ビザ申請の手続きを加速させることが分かった。これらに必要となる雇用コストとして、3,610万ドルが今月25日に発表する予算案に盛り込まれる見通しだ。

連邦政府によると、永住権取得の移民数増加により、22/23年度は19万5,000人の永住権取得者が見込まれている。また、外国人留学生が大学卒業後にオーストラリアで働く権利が学部卒業では2年を4年に、修士課程では3年を6年に、博士課程では4年を6年にそれぞれ延長する。

連邦政府のガイルズ移民相は今年9月、留学生のビザ発給が約100万人分遅れていることを明らかにしていた。また、オニール内務相は労働力不足について、「現実的な問題で、実際に国民の生活に様々な影響を及ぼしている」と述べ、移民の受け入れ増加が技術者不足を解消するのに必須との見方を示した。

オニール内務省はまた、連邦政府の焦点はオーストラリア国民の仕事とする一方、「新型コロナウイルスの影響は極めて深刻だったため、技術者不足を補うあらゆる手段を使い尽くしたとしても、さらに数千人単位の人手不足の状態だろう」と述べ、国の再建を目指した移民政策を進める考えを示した。

 

ソース:news.com.au-Immigration places increased, visa processing turbocharged in October federal budget

 

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら