【ACT23日】 オーストラリアは、2030年までに温室効果ガスのメタン排出量を少なくとも30%削減する国際メタン誓約(GMP)に署名した。日本や米国、英国、欧州連合など122か国が加盟している。
ボウエン気候変動相は23日、「オーストラリアはメタン排出量が世界11位」「気温0.2度の上昇防止に貢献する」「国内排出量を30パーセント削減する必要はなく、可能な限り削減して世界的な30パーセント削減に貢献する」と述べた。
低排出技術、部品製造、農業メタン削減に30憶ドルを投じ、さらにメタン削減効果の高い紅藻のカゲキノリを畜牛飼料として商業化するため、海藻産業に800万ドルを拠出する。
モリソン前連邦首相は以前、GMPへの加盟は牛肉生産農家に影響を及ぼすとして拒否した。
全国農業者連盟(NFF)によると、GMP加盟による畜牛数の削減や新たな課税はないと農家らに約束されている。国内農業セクターは排出量を2005年レベルからすでにおよそ59パーセント削減しており、赤肉部門は2030年までに環境に優しいカーボン・ニュートラルとなる計画だ。
ソース : news.com.au – Australia to curb methane emissions by 30 per cent in landmark pledge