【NSW】 国内の歯科医たちは、動画アプリのティックトックで話題となっている自家製歯磨き粉について、歯に何らかの問題が起きるのを回避したければ、作るのも使うのも控えるべきだと警告していることが分かった。「自家製歯磨き粉の作り方」として共有された動画は、視聴回数が数百万回に上っている。
民間医療保険大手ブパのマッデン歯科部長によると、市販の歯磨き粉に含まれているフッ化物が健康に良くないとして、自然な原料を使った歯磨き粉の需要が高まっているという。一部では、歯磨き粉の代替品を作ったり、自宅の水道水からフッ化物を取り除いて使用している人もいるようだ。
一方、フッ化物は虫歯を予防するとして、歯磨き粉や飲み水に含まれる。ただ、歯科医たちは、自然な原料を使っても、歯のために良いとは限らないと指摘している。また、自家製歯磨き粉やフッ化物を含まない歯磨き粉は、使用する材料によってエナメル質にダメージが及ぶ場合があり、虫歯や神経痛のリスクが伴う。
マッデン歯科部長は、「体の中に何をいれるかはそれぞれ個人の選択だが、これまで行ってきた衛生週間を変える場合、特に子どもを巻き込む場合には、かかりつけの歯科医に相談して欲しい」と話した。
ソース:news.com.au-Urgent health warning over ‘homemade toothpaste’