【NSW29日】 オーストラリア国内で、新型コロナウイルスのオミクロン株の「XBB」と呼ばれる新たな変異株が確認されたことを受けて、専門家は現段階では「脅威になるとは考えていない」との見解を表した。
この新変異株は、シンガポールで感染が確認され、国内ではNSW州とVIC州でも感染が確認されている。一週間のうちに、シンガポールでは感染者ケースの半分以上をXBB株が占めており、NSW州保健省は「今後2週間、新変異株の発症状況やその他の国内外のデータを注視し、NSW州の人口免疫プロファイルと併せて新変異株の拡大の可能性を査定していく」と述べている。
この新変異株は現在35カ国で確認されているが、世界保健機関(WHO)は、この新変異株は「他のオミクロン株と大きな相違はない」として、さらなる公衆衛生上の懸念はないとしている。
一方で、初期のエビデンスから、XBB株は再感染リスクが高く、特にオミクロン株が主流になる前の新型コロナウイルス感染者にはリスクが高くなる可能性も示唆されている。
国内では、10月25日までの1週間で、新型コロナウイルスのアクティブ件数は3万1000件確認されている。
ソース: news.com.au – Experts not worried about new rapidly spreading variant of Covid-19