【ACT6日】 国内の住宅賃貸市場で競争率が上がり続けるなか、提示家賃以上の額を支払うよう借り手に促す動きが出ていると懸念される。
借り手を代表する連合組合によると、物件を確保するために提示された以上の家賃を提案、または多額の家賃を前払いする”賃貸競売”が増えている。さらに不動産会社も借り手に対し、提示された家賃以上を支払う意思があるか確認している。
昨年、国内の平均家賃は10.3パーセント上昇し、一軒家は週520ドル、アパートは460ドルに達した。昨年住宅価格が12.3パーセント上昇したシドニーの一軒家の家賃は週平均640ドルだ。
住宅サイト「ドメイン」が発表した空き室率からも、国内の賃貸市場は過去にない厳しい状況になっているといえる。全国の空き室率は。昨年の1.5パーセントから過去最低の0.8パーセントに下がった。主要都市の最低はアデレードの0.2パーセント。シドニーは1パーセント、メルボルンも1.1パーセントとかなり低い。家族や友人の支援がなかったり、理由ない立ち退きを迫られる借り手にとって次の住まいを探すプレッシャーは大きい。
ソース: news.com.au – Aussies facing conditions similar to auctions due to rent bidding