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3人中1人が個人データ流出の被害に

【ACT7日】   昨年、サイバー攻撃によって国内の成人3人中1人の個人データが流出したとわかった。

オーストラリア国立大学(ANU)が成人3,500人を対象に行った調査によると、32.1パーセントが自分または家族が個人データ流出の被害にあったと答えた。また、ほぼ全員の96.2パーセントが「消費者のデータを十分保護しない企業に大きな制裁を科すべき」と考える。

通信大手オプタスのサイバー攻撃では顧客およそ1,000万人のデータが流出し、数千人のパスポート情報、運転免許やメディケア番号が盗まれた。その後、流出した顧客1万200人のデータを使って詐欺を働こうとしたとして、シドニー南部の男(19)が起訴された。

国内最大の民間保険メディバンクへの攻撃では、前・現顧客など970万人の氏名や生年月日、電話番号、住所やメールアドレスなどが流出した。同社は7日、ハッカーの支払い要求に応じないと発表している。

調査を共同執筆したニコラス・ビドル教授は「生活の中でデータが占める割合が増えるにつれ、データ関連の犯罪被害も増える」と話した。過去12か月で成人のおよそ3分の1にあたる640万人が被害を被っている。一方、強盗や暴力など深刻な犯罪の被害者は過去5年で11.2パーセントに過ぎない。

ソース: news.com.au – Shocking number of Aussies exposed to hacks according to new research

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