【VIC10日】 カナダの乳製品大手サプト(Saputo)は、VIC州ギップスランド地区のマフラ(Maffra)工場を閉鎖すると発表した。同社はプロセスチーズ「チアーズ(Cheers)」などを製造しているが、大幅な損失を計上しており、原料となる牛乳の供給問題などを背景に工場閉鎖を決めた。これにより、最大75人の従業員が失業するとみられている。
サプトはさらに、メルボルン南東部のレオンガサ(Leongatha)にある粉末ミルク製造工場とSA州ミレル(Mil-Lel)のチーズ梱包工場の操業規模を縮小するとしている。
サプトのリアン・カッツ最高執行責任者は、工場の閉鎖と縮小について、「オーストラリアにおける長期的な事業の成功に向けて、効率性と生産性を高めるとともに、競争力をつけていく」と説明した。
サプト・オーストラリアは、3月31日までの一年間で、年間損失が5,440万ドルだった一方、純利益は3,060万ドルにとどまった。
ソース:news.com.au-Dairy behind Cheer cheese to close factory and sack up to 75 workers