【ACT16日】 インドネシア・バリで開催中のG20首脳会議で、アルバニージー連邦首相は中国の習近平国家主席と会談した。習国家主席と最後に公式会談したオーストラリアの首相は2016年のマルコム・ターンブル氏だ。
32分間に及ぶ会談後、アルバニージー首相は「非常に前向きで建設的な対話を持てた」「豪中関係の安定にむけた重要なステップ」と話した。貿易関係の妨害やウィグル自治区の人権問題に対するオーストラリアの考えを伝えるとともに、中国で拘束されたオーストラリア人ジャーナリストのチェン・リー氏と作家のヤング・ヘンジュン氏について触れたという。また、ウクライナに対するオーストラリアの姿勢を示し、ロシアの脅威に対して圧力をかけるよう中国に要請した。
現在中国がオーストラリアに課している輸入禁止物に対する譲歩があったか聞かれ、アルバニージー氏は「即座の宣言があるとは期待していなかった」とこれを否定した。
習国家主席もまた、「過去数年、豪中関係は難しい局面に面したが、アジア太平洋地域で重要な2国として関係の改善・維持・発展を目指すべきだ」と述べ、アルバニージー首相との会談を喜ばしいものとした。
ソース : news.com.au – Anthony Albanese reveals details of his conversation with Xi Jinping