【ACT17日】 連邦政府のワット緊急サービス相は17日、国内で発生している大規模な洪水被害を受け、先月連邦予算案で割り当てた30億ドルでは足りないとの見解を示した。洪水による災害が続いていることに加え、これからサイクロンの季節を迎えることなどから、納税者の負担はさらに増えるとみられている。
ワット緊急サービス相はABCラジオに出演し、復興にどれだけの財源が必要となるか、正確な数字を導きだすにはまだ時期尚早とする一方、現在も被害額は増え続けており、道路やインフラの修繕がこれに加われば、「納税者が負担する額は数十億ドルに上るだろう」と述べた。また、被災者に対してある程度の自己負担を求める必要があるとの見方を示した。
一方、NSW州緊急サービスは現在、70年ぶりの大規模な洪水被害に直面している。州中西部のユウゴウラ(Eugowra)やフォーブス(Forbes)は2週間で2回の洪水に直面しており、家屋の浸水やインフラの破壊など深刻な被害が出ている。
ソース:news.com.au-$3bn budget provision ‘may not be enough’ to cover cost of floods