【ACT28日】 連邦準備銀行(RBA)のフィリップ・ロウ総裁は、「2024年まで政策金利が引き上げられない」との言葉を信じて住宅ローンを取得した人たちに対し、謝罪した。
ロウ総裁は28日、「2024年まで金利を引き上げないのは“経済状況次第“」と明確にしなかったのは遺憾だとして、「RBAの言葉を聞いて行動し、今、望まない状況にいて申し訳ない」と謝罪した。
昨年11月の時点でも、ロウ総裁は「金利は安定したままだろう」と示唆している。当時、経済の低迷とインフレの急上昇を懸念したとして、「失業率が15パーセントに上昇し、若い世代が求人市場から締め出されることを恐れた」と説明。また、「RBAは保健の専門家ではない。オミクロン株がデルタ株同様にロックダウンや渡航規制、経済閉鎖を引き起こす可能性があると懸念した。デルタと異なるとわかり次第、前進を決めた」と話した。国内経済は予想より早く回復し、金利の引き上げを早める必要性が出たという。
政策金利は今年5月以降、0.1パーセントから2.85パーセントまで毎月引き上げられており、来週の定例理事会でさらに引き上げられる見通しだ。
ソース: news.com.au – Reserve Bank chief Philip Lowe ‘sorry’ for interest rate call