【NSW1日】 民間保険大手メディバンクは1日、同社の個人情報を盗んだロシアのハッカー集団レベル(Revel)が、これまで最大規模のデータを公開したと発表した。レベルは30日深夜から1日にかけて、これまでデータを掲載してきたダークウェブに大量の個人情報を追加したもよう。
追加されたフォルダーは6.5ギガバイトと、前回公開された6,400メガバイトを大きく上回る容量となっている。
メディバンクのデービッド・コチカールCEOは、同社の390万人に上る現顧客と過去の顧客に対し、「心からお詫び申し上げる」と述べ、顧客と密にコミュニケーションを図るとともに、情報漏えいの被害にあった顧客と密な連携を引き続き行っていくと説明した。
連邦政府のショーテン政府サービス・NDIS相は、メディバンクの個人情報漏えいをめぐる状況について「衝撃的」だとして、犯人の行いを強く非難。さらに、政府機関にも犯罪の手が及んでいると疑われる場合は、速やかに通報して欲しいと呼びかけた。
メディバンクへのハッカー攻撃により、被害はこれまでに970万人に及んでいる。先週には、1500人が、がん治療、認知症や精神疾患などの治療に関する情報を公開されている。
ソース:news.com.au-Medibank responds to hackers’ biggest data dump overnight