【ACT2日】 今年の3月と4月に気候変動対策を訴え、シドニーハーバーブリッジの一部を占拠した気候変動の活動家、ディアナ・ココ氏(31)に対し、ダウニング・センター地域裁判所は2日、8か月の禁固刑とする判決を言い渡した。また、同氏の保釈請求も却下した。
混乱を引き起こして気候変動対策を訴える活動団体、ブロックエイド・オーストラリア(Blockade Australia)は、シドニーCBDを行進した後、ラッシュアワーの時間帯にハーバーブリッジの一車線を車両でふさぐ妨害行為を行った。これにより、参加者から複数の逮捕者が出た。
NSW州政府は、「主要な経済活動を封じる」活動に対する新たな罰則を導入し、NSW州労働党もこれを支持した。NSW州のスピークマン司法長官は、州政府は気候変動対策は支持するが、「一握りの非常識な活動家が、この街を停止することは希望しない」と述べた。州警察もまた、妨害行為は「犯罪と変わりない」として、強く非難した。
一方、ココ氏の弁護士は判決を不服として控訴しており、公聴会が来年3月に予定されている。
ソース:news.com.au-Climate change protester who blocked Sydney Harbour Bridge sentenced to months in jail