【NSW8日】 シドニーの名門私立男子校、ウェイバーリー・カレッジ(Waverly College)は、新入生に対する酷いいじめに関与したとして、同校の生徒6人を退学処分としたことが分かった。関与したのは9年生とみられ、最大16人の7年生がいじめの対象となっていたもようだ。
調べによると、いじめは今年10月、3日間にわたって行われ、7年生の数人が消火器収納庫に閉じ込められたり、体にあざやミミズ腫れが出来るまでベルトで打たれるなどしたことが分かっている。さらに、犬のように吠えて、他の生徒の靴を舐めるように命じられた生徒もいたという。
同校のグラハム・レディー校長によると、事件発覚後は直ちに関与した生徒を停学処分とし、NSW州警察に通報。当局は、学校が適切に対応したとの認識を示したという。
レディー校長は、「学校として速やかに対応した。誰かを尊重したりしなかったりすれば、常に相応の結果がついてくるもので、その責任は自分たちにあるという明確なメッセージを伝えた」とし、さらに「どの選択を行うかは個人が決めるもので、その結果とともに生きていかなければならない」と述べた。
いじめられた7年生の生徒の母親は、いじめは「私立学校の組織的な問題」とした上で、「酷い事件だが、息子がいじめた9年生ではなく7年生のほうで安心した」と話した。
ソース:news.com.au-Sydney’s Waverley College expels six students after brutal hazing scandal allegations