【QLD8日】 オーストラリア国内では、マンゴーの主要生産地域で収穫時期が重なったことを背景に供給過多の状況となっており、ここ1週間でマンゴーの価格が急落していることが分かった。農家にとっては頭が痛いニュースだが、消費者はスーパーマーケットなどで、マンゴー価格の低下を期待できそうだ。
QLD州のマンゴー農家を営む、ジョーン・ナーディさんによると、今年はすべての栽培地域で豊作となっており、価格は過去1週間で1箱が10ドル程度まで低下しているという。
マンゴーが豊作となった背景として、QLD州北部遠方で今年春に気温が高く湿度が高かったことから、栽培が例年より早まったことがあるようだ。この結果、NT準州とQLD州バーデキン(Burdekin)の農家で、栽培開始が遅れる状況となったようだ。
ナーディさんによると、QLD州北部遠方の農家は通常、その他の地域より数週間の遅れがあるが、今年はこれが早まったことから、市場に出回るマンゴーの量も早めに増えたと説明。「マンゴーは従来、価格が高いため、特別なイベントの際に消費されてきたが、今年はマンゴーが市場に溢れているので、まとめ買いをして供給過剰の問題解決に手を貸して欲しい」と話した。
ソース:news.com.au-Mango prices crash due to overlap from key growing regions