【VIC8日】 VIC州メリベク市(前モアランド市)は7日夜、市議や地元の多文化コミュニティーのメンバーによる投票を行い、1月26日に行われていた市民権授与セレモニーを廃止し、その代わりに「追悼の日」を行うことを決定した。
決定について、トルコ移民の子孫であるメリベク市のオスカー・イルディズ議員は、「市議会は常に左よりだったが、これがただ継続しているだけだ」と述べ、同市だけで約800人が、新たに市民の仲間入りするのを待っていると指摘。今後、連邦政府が、同市から市民権授与セレモニーの開催権限をはく奪するのではないかと懸念を示した。
メリベク市は11月、ファースト・ネーションズ・ピープルズ・アドバイザリー委員会と会合を開き、そこで今回の案が検討されたとみられる。
同市は今年初め、「モアランド」は歴史的にみて人種差別的な意味合を含むという理由から、メリベクに変更することを決めた。変更による納税者への負担は50万ドルに上ったもようだ。モリソン前政権が行った変更により、地域のカウンシルが1月26日のオーストラリアデーにセレモニーを行うことが義務付けられている。
ソース: news.com.au-Council chooses ‘Day of Mourning’ over Aus Day citizenship ceremonies