【NSW12日】 NSW州政府は、17日までに賃貸住宅のオークションを禁止すると発表した。
規制の下、17日から不動産会社は固定の賃貸料金を広告に出さなければならなくなる。広告に“by negotiation(交渉次第)”、 “inviting offer(オファー価格求む)” 、“price range(価格帯)”と含むのも禁止だ。借り手は違法の賃貸オークションをNSW州フェアトレーディングに通報できる。
一方、”未承諾”の賃貸料提示は合法であり、借り手が広告価格よりも高い料金を申し出ることは引き続き可能だ。
州政府は、政策金利の引き上げによる賃貸料高騰に歯止めをかけたい考えだ。ペロテット州首相は「賃貸市場のオークションは終わった」と話した。
州野党労働党も住宅賃貸のオークション禁止を支持するが、行動が遅いと州政府を批判する。VIC州、QLD州、TAS州も同様の規制を持つ。
昨年、平均的な賃貸料金は10.3パーセント上昇した。シドニーの平均は週640ドル、全国平均は週520ドルだ。
ソース: news.com.au – State government bans ‘rental auctions’ from Saturday