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出会い系サイト利用者 知らずに犯罪加担も

【ACT14日】  連邦政府警察は、出会い系サイトの利用者に対し、犯罪組織による資金洗浄に知らずに加担している可能性があるとして、注意を呼び掛けている。連邦警察は、資金洗浄取り締まりキャンペーンを行い、15人がマネーミュール(Money mule)として利用され、これまでに全国で21人が逮捕されたと発表した。

取り締まり部隊長を務める、ゴールズミッド氏によると、犯人は出会い系サイトで知り合った被害者に対し、金品を贈るなどしながら、長い時間をかけて信頼関係を築いており、被害者の信頼を得ると、新しい銀行口座を開設させたり、既存の口座を使わせ、海外に住む家族や友人、会社などに送金するよう頼んでくるという。

このような手口を踏まえた上で、ゴールズミッド氏は、「海外へ送金するのに、なぜ自分の銀行口座ではなく、他人の銀行口座を使うのか、疑問に思うべきだ」と述べた。また、犯人は、他人が保有しているオーストラリアの適正な口座を使うことにより、資金の流れを分かりにくくして、違法取引を隠すことが目的と説明した。

誰かのためにお金を送金することは比較的害がないことのようだが、動かしているお金が犯罪に絡む不正なものである場合、知らずに違法行為に加担していることになる。ゴールズミッド氏は、「銀行口座の詳細や身分証明書などを、オンライン上で出会った人物に決して渡さないで欲しい」と、呼びかけた。

 

ソース:news.com.au-Online lovers urged to look out for romance scams

 

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