【VIC16日】 不動産アナリストが選ぶ、2023年に国内の不動産市場でマイナス影響を受けないサバーブ100がこのほど、Realestate.com.auによって発表された。取得可能性、所在地、地域の富裕化、暮らしやすさ、人口転換などを判断基準として、中長期的な成長範囲をみている。
最も多くのサバーブがランクインしたのはVIC州で、100サバーブのうち29サバーブを占めた。次いでNSW州が24サバーブ、SA州が9サバーブ、首都特別地域(ACT)が5サバーブ、TAS州が1サバーブ、NT準州が1サバーブとなっている。
VIC州では、バララット(Ballarat)が全国で最も成長の速い、住みやすい地方都市となった。同州アルトナ(Altona)は、その立地の良さから注目を集めている。NSW州では、軽工業地区からトレンド感のある住宅地に短期間で生まれ変わったアレクサンドリア(Alexandria)、シドニーCBDと接続の良いアーンクリフ(Arncliffe)、活気溢れるコミュニティで知られるアッシュフィールド(Ashfield)などがランクインしている。
ランキングをまとめたアナリストの一人、カメロン・カッシャー氏は、豪準備銀行(RBA)が、政策金利の引き上げを早いペースで進めていることで、今年は市場の見通しがつかないことが多かったが、同時に住宅価格の低下などにもつながったと分析。大きな可能性を秘めたサバーブはまだ沢山あると話した。
ソース:abc.net.au-Experts reveal their top 100 suburbs tipped to best weather the property downturn