【ACT16日】 連邦政府のアルバニージ首相は、これまで1月26日に行われてきた市民権授与式について、今後はこの日の3日前または後にも行えるようにすると発表した。1月26日のオーストラリアデーは、先住民族にとっては侵略された日であり、喪に服す日となっているため、授与式やオーストラリアデーを変更する声が高まっていた。
連邦政府のガイルズ移民相は、祝日に授与式を行うと関連コストが高くつくと主催するカウンシルが明らかにしていたことに言及。さらに連邦政府として、誰かがオーストラリア市民になろうと判断したとき、その人たちが自分のコミュニティにおいて、友人や家族と良いタイミングで参加できるようにすることが、一番重要だと話した。
市民権授与式をめぐっては、2019年にスコット・モリソン前首相が、オーストラリアデーである1月26日に行うか、そうでなければ行わないとする規制を導入していた。メルボルンのメリベクシティ・カウンシルは先に、1月26日に授与式を行わない方針を示していたが、連邦政府が柔軟な決定を行ったことについて、「感謝している」と述べた。
ソース:news.com.au-Citizenship ceremonies to be moved away from January 26