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WA飲酒禁止規制の効果なし 自治体が訴え

【WA22日】  WA州政府が2年前に導入した、飲酒禁止登録(BDR)制度について、キンバリー地区の複数の市が、目に見える効果が挙げられていないとして、地方自治体・スポーツ・文化産業省に意見書を提出していたことが分かった。

BDRは2020年末に、キンバリー、ピルバラ、ゴールドフィールズ地区で導入されたが、ブルーム市、ダービー・ウエスト・キンバリー市、ホールズクリーク市などを含むキンバリー地区から、見直しを求める意見書が提出された。

BDRでは、アルコール類を購入する際に身分証明書の提示が求められるが、現在のところ、何らかの違反を犯した後に釈放されたり、仮釈放された人物に対しては、BDRへの登録が出来ないことや、警察が飲酒関連の違反者をBDRへ登録することが認められていない。

意見書では、飲酒が原因による家庭内暴力や幼児虐待の被害者が危険な状況に置かれているとして、州内のすべての酒類小売店で取り締まりを実施可能とし、地方を管轄する警察にもBDRの登録手続きが行える権限を付与すべきと訴えている。

キンバリー地区では現在、3万8,000人の人口のうち、BDRに登録されているのはわずか83人となっている。

 

ソース:news.com.au-Kimberley shires call Banned Drinkers Register ‘ineffective’ two years into trial

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