【NSW22日】 オーストラリアでは、3人に1人が金銭に関係する詐欺被害の経験があることが、調査会社RateCity.com.auによる最新の調査で明らかになった。また、過去12か月間の詐欺による被害総額は5億2,630万ドルと、前年同期比88%増だったことも、オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)のScanmwatchの調べで分かっている。
RateCity.com.auの調査部長、サリー・ティンドール氏は、「詐欺師たちは、ホリデーだからといって休まない」と述べ、自分にとってはホリデーでも、詐欺行為に関してはしっかり地に足を付けて注意を怠らないようにと注意を喚起した。
さらに、26日のボクシングデーから始まるセールについて、オンラインで買い物をした場合は特に注意が必要だとしている。買い物をしているサイトが信頼できるサイトなのか、支払い方法は安全か、不必要な個人情報や財務情報を求められていないか、自分が誰に情報を与えているのかなど、一つ一つ慎重に確認することが重要だという。
詐欺行為でよく使われる手口は、電子メールやショートメッセージなどで、企業や家族などあたかも本物であるように見せかけているのが特徴だ。また、詐欺被害にあった疑いがある場合、直ちに銀行に連絡を入れ、取引の一時停止や口座の凍結などの対応を依頼することも忘れないようアドバイスしている。
ソース:news.com.au-One in three Australians have fallen victim to scams