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住宅危機が深刻に 10万人が困窮経験

【ACT23日】  生活費の高騰を背景に家計が困窮し、居住する家のないホームレスとなる危機に直面している人が急増していることが、調査会社プロップトラック(PropTrack)による調べで明らかになった。2022年に支援を求めた人は全国で10万人近くに達し、前年比9.2%増だったことが分かっている。

州別では、NSW州が全体の4分の1を占め、前年比10.4%増だった。最大の伸びを示したのはTAS州で18.9%増、次いでWA州が15.4%増、SA州が12.9%増だった。

国内では、賃貸料金の週当たりの中央値が、戸建て住宅で520ドル、集合住宅で460ドルとなっている。シドニーでは戸建て住宅で640ドルまで上昇している。

ホームレス支援団体、ホームレスネス・オーストラリアのケイト・コルビンCEOは、オーストラリアは失業率が記録的に低く、世界で最も健全な財政状況を保っていると指摘。「取り残された人たちを支援するため、もう少し出来ることはある」と話した。

 

ソース:news.com.au-Housing crisis driving surging demand for homelessness support

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