【NSW3日】 シドニー北部のビーチで、ライフガードが監視する海水浴場からわずか数メートルの地点に最大15匹のシュモクザメの群れが確認された。
パームビーチで3日午後1時頃、サメ警報が発令されるとともに、海水浴客らは海から上がるよう要請された。ライフガードはビーチを閉鎖し、ジェットスキーで水中をパトロールしてけが人の有無を確認した。およそ1時間後にサメが去ったと確認された後、ビーチは再開された。
サメは大きいもので体長約60センチとされる。パームビーチでは1週間前にも単独で1匹確認されるなど、たびたびシュモクザメが確認されている。国内でシュモクザメによる死亡者の報告はない。
サメ侵入防止ネットは、他の海洋生物に影響を及ぼすとして物議の的となってきた。ノーザンビーチカウンシルは2021年、ライフガードのパトロールや近年のドローン使用でサメ防止は十分としてネットの撤去を決定したが、同年にNSW州第一次産業省が新たなサメ管理プログラムを導入した。マーシャル州農業相は当時、「海水浴客をサメから守るのに特効薬はない」「シドニー大都市圏で引き続きサメ捕獲ネットを展開する」と話している。
ソース:news.com.au- School of 15 hammerhead sharks shut down Palm Beach in Sydney