【VIC5日】 VIC州メルボルンの人口は、向こう10年以内にNSW州シドニーの人口を追い越すとみられることが、連邦政府の人口センターが発表した最新統計から明らかになった。
新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の間、メルボルンの人口成長率は1.8%から1.6%へ低下したが、2031年には600万人がメルボルンに居住し、その翌年には610万人に達する見通しだ。さらに、VIC州全体の人口は2032年半ばまでに790万人を超え、これによりシドニーの人口はメルボルンに抜かれることが予想される。
一方、NSW州全体の人口は21年6月30日の時点で810万人となっており、2032~33年にかけて910万人に達し、依然として国内最高を維持するとみられる。NSW州はさらに、海外からの移民に最も依存している州でもあり、2025~26年にかけては、7万5,000人の移民が流入すると予想されている。
連邦政府のチャーマーズ財務相は、新型コロナの感染拡大が国内経済の繁栄に豊富な労働力がどれほど重要であるかを強く印象付けたとし、 “健全な人口成長”により、国内経済はさらに力強く繁栄していくとの見解を示した。
ソース:news.com.au-Populations to boom, Sydney to become second-biggest city