【ACT10日】 全国で、肺炎や咽頭炎などの治療に使われる抗生物質が不足している。理由は需要増でなく、海外の製造元からの供給問題によるとされる。
薬品・医薬品行政局(TGA)は先月、抗生物質のアモキシリン、セファレキシン、メトロニダゾールが不足していると発表した。抗生物質の不足は子どものA群連鎖球菌感染症の増加と重なって起こっている。
供給不足の理由の一つとして、国内の抗生物質の価格が下がり、海外の製造会社にとってオーストラリアはもはや魅力的な市場でないことが考えられる。国内で使用される医薬品の90パーセントが海外で製造されるが、世界の製薬市場でオーストラリアが占める割合はわずか2パーセントだ。
NSW州薬局組合のアデル・テーハン副会長は「膨大な数の抗生物質が不足しており、この状態がしばらく続くだろう」と話した。
処方された薬が薬局で入手できない場合は、かかりつけ医(GP)に戻って代替品を求めるよう奨励される。
ソース: abc.net.au – Overseas supply issues are causing a shortage of some antibiotics in Australia