【ACT19日】 オーストラリアの昨年12月の失業率は3.5%と前月から横ばいだったことが、豪政府統計局(ABS)が19日に発表した最新統計より明らかになった。これによると、就業者数は前月から1万5,000人近く減少し、就業している人口または積極的に求職している人口を示す労働参加率は66.8%から66.6%に低下した。
先週発表された統計では、2022年11月の全国の求人件数は44万4,200件と、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前と比べて、94.9%増だったことが分かっている。
ABS労働統計部長のローレン・フォード氏は、「22年の雇用率の力強い伸び、高い労働参加率、低い失業率、これらの全てが、ひっ迫した労働市場を反映している」と述べた。
また、労働市場が引き続き堅調なことから、豪連邦準備銀行(RBA)が来月、再び政策金利の引き上げを行うことは、ほぼ確実な状況となっている。
ソース:news.com.au-Australian unemployment rate remains steady at 3.5 per cent